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2005年5月

2005.05.31

私がご主人様!? No.07

 車がその高価そうな門に近づくと、自動的に左右に開いた。
 周りに人が見えないから、誰かがリモコンで開けてくれたのだろうけど・・・
 門を通り抜けた車は、花と水路(?)に囲まれた道を、前方に見える建物へと向かう。
 ・・・それがまた大きな屋敷なのだ。私は何だかとんでもない事態に陥っているのを感じる。
 ちなみにここへ来る前に住んでいた家は、ちょっと大きめの家だった。
 ここはそれの数倍もあるっていうか。でも、こんな家を持っていたの私はまったく知らなかった。
 数分走ってから、車はその屋敷の前に到着したのだが、私はそこでまた驚く事になる。
 広い玄関前のポーチに人が何人か立っているのだけど、これがまた全員・・・メイドだったのだ。
 驚く私を乗せた車は、待ち構えるメイド達の前で停止する。
 助手席にいた、私を「ご主人様」と呼んだ、メイド姿の沢木さんが素早く降りて、ドアを開けてくれる。
 私は半ば呆然としながら、促されるまま車を降りる。すると待ち構えていたメイド達の中から誰かが出てくる。
 「遠路はるばるお疲れ様でしたご主人様。」
 私より年上の女性だろう、が優雅に腰を折って挨拶をしてくる。
 「「「お疲れ様でしたご主人様。」」」
 彼女に続いて、後ろにいたメイド達も一斉にそう言って挨拶をしてくる。

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2005.05.29

私がご主人様!? No.06

 駅から十数分。周りに見えていた家々も見えなくなるころ、車は私道らしき道に入っていった。
 しかしこの道、今まで走ってきた道より立派だ。でも他の車どころか人さえ見えない。
 ふと私は前方に見えてきた物を見て絶句する羽目になった。
 何て言っていいのか?いかにも高価だと主張するような門がそこには在ったのだ。
 まるで迎賓館あたりに在りそうな門。車はそちらへ真っ直ぐ進んで行くのだ。
 「もうすぐ到着いたします祐希様、いえ・・・・・」
 彼女はそれはもう嬉しそうに私のほうに振り向いて言った。
 「ご主人様。」
 ・・・・暫く現実逃避したからといって、誰も責められないと思う。

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2005.05.25

私がご主人様!? No.05

暫く窓の外を見ていた私は、ふと車の中を見渡す。
 正直いって車の事はよく判らないけど、これってかなりの高級車?
 座席はふかふかで、内装も豪華だ。しかも運転手付き、だがタクシーではない。
 よく会社社長とかが乗る車みたいな、というかそれそのものだった。
 生まれて16年間、こんな車に乗った覚えはない、ただ父親がこんな車に乗ってはいたけど。
 子供の私には縁が無いと思っていた。しょせん親の車だと・・・・
 だから急にこんな車に乗せられ、私は非常に落ち着かなかった。
 第一、同乗者が居ない。いやいるにはいるが、
 一人はメイド(年は変わらない)と、あとはいかにもという運転手。
 私乗せられる人、貴方乗せる人、なのだから。

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2005.05.22

私がご主人様!? No.04

それにしても・・・私は周りを見渡す。
 言うまでもないけどここは駅前、人通りは多いのだけど。
 何故だか誰も気に留める様子がなかった。メイドの格好をした少女がいるのに。
 この街はメイドが駅前に立っていても誰も不思議に思わない所なのだろうか?
 「それでは祐希様こちらへ。」
 沢木舞さんはそう言うと私を促して歩き始める。・・・動くたびに揺れるフリル。
 何だか夢でも見ている気分だ。しかし残念ながら現実らしい。
 「祐希様どうぞ。」
 駅前に止められた車のドアを彼女が開けてくれる・・・まさか迎えの車まで準備されているの?
その車、私は詳しくないのでよく判らないけど、かなりの高級車みたいだった。
 しかもぴしっとした制服を着込んだ運転手付きだ。
 「あ、荷物はこちらに。」
 持っている荷物を、沢木さんは手早く私の手から取ると、トランクに入れる。
 「お乗り下さい祐希様。」
 「あ、うん。」
 半ば呆然な状態の私は簡単に車に押し込まれる。
 沢木さんは私が座るのを確認すると、ドアを閉め、助手席に乗ってくる。
 「それではお屋敷に向かって下さい。」 
 沢木さんは運転手にそう指示すると、車は静かに動き始める。

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2005.05.21

作品を投稿しました13

別のサイトさんにですが、作品を投稿しました。

投稿先は
PAINWEST」さんという、ゲームや小説の二次作品を発表しているところです。
自分がここに投稿した作品は、「とらいあんぐるハート」と自分の拙作「巫女遊撃隊」をクロスオーバーさせたものです。
タイトルは「海鳴りの巫女」。今回は第四話です。
(前回も書いたのですが、
この作品にTS要素はありません。)

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私がご主人様!? No.03

 どう見ても、私の目の前にいるのは紛れも無くメイドさんだった、それが駅前に立っているのだ。
 「お待ちしておりました祐希様・・・どうかなされましたか?」
 目の前のメイドに頭を抱えていた私に、彼女は怪訝そうな表情で聞いてくる。
 いやアンタこれがどうかされたとかいうレベルの話じゃないだろう・・・・私はそう突っ込みたかった。
 「いや何でもない・・・・ところで貴女は?」
 しかし止めておいた。
 これがあの両親の仕業なら、今更突っ込んだところで何にもならないのは確実だったからだ。
 「はい。私は今日より祐希様のお世話をさせて頂く事になりました、メイドの沢木舞と申します。」
 それはそれは爽やかな表情でいう沢木さん。何がそんなに嬉しいんだろう?
 「末永くよろしくお願いします。ああ、私のことは、舞とお呼び下さい。」
 北の果てに来た私は、そこに到着早々メイドさん付きの身分になってしまったらしい。

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2005.05.17

私がご主人様!? No.02

 「寒い・・・・」
 駅に降り立った私が最初に呟いたセリフがこれだった。
 まあ1月の北海道では当たり前だったが。
 「そう言えば迎えが来てくれるんだっけ。」
 当地に着いたら迎えが来るからと父親が言っていたけど。
 「でも名前も教えてくれないんだから・・・・」
 この辺のアバウトさは私が幼い頃から変わらない、
 お陰で散々な目に会ってきた。
 「あの・・・祐希様。」
 過去の嫌な思い出を必死に打ち消そうとしている私に
 躊躇いがちな声が掛けられる。
 「あーごめん・・・何か・・・」
 振り向いた私は声を掛けてきた人物を見たとたん固まってしまった。
 見た目は私と変わらない年齢の少女みたいだったけど、
 問題はその服装だった。
 紺色のワンピースらしき服の上にフリルの付いた白のエプロン、
 極め付きは頭に載せられている髪留め。
 どこから見てもそれは・・・彼女はメイドだった。
 それはもう完璧な程に・・・・
 私は悪い冗談だと思いたかった。
 

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2005.05.15

私がご主人様!? No.01

「唐突だけど、祐希・・・・貴方転校しなさい。」
 父親と私、そして母親の3人で食事中、彼女は突然そんな事を言う。
 「はい?」
 言われた私は一瞬固まり、母親の顔を見る・・・・そして言う。
 「本当に唐突ね・・・・今度は何たくらんでいるの?」
 「たくらんでいるなんて酷いわね、ねえあなた?」
 母親は隣でもくもくと食事をしている父親に、そう言うと・・・・・・
 「そうだぞ祐希・・・・これは前からかあさんと決めていたことなのだぞ。」
 当事者を蚊帳の外にして物事を決めるのは相変わらずである。
 「・・・・でどこへ行けって言うのよ?」
 こうなったらこの夫婦、あらゆる手段を用いてでも実行するだろう・・・抵抗するだけ無駄である。
 「ふむ・・・お前も覚えているだろう?北海道にある別宅。」
 「そんなのあったっけ?」
 何時の間に?というかうちの両親の仕事って実は何やっているのか私は全然知らなかったりする。
 「あるのだよ祐希・・・・まあお前が小さい頃住んでいた所だから覚えていないのもしょうがないがな。」
 そんなの初耳だ。
 「と言うわけで祐希ちゃんがんばってね。」
 何をがんばれというのだろうか、いまいち分からない。
 「既に荷物も運んである。後はお前が行くだけだ。」
 ああそうですか・・・・何時もながら手際はいいみたいだ。
 「でも学校は?」
 「転入手続きならもう終わっているわよ。そうそう、出発前に挨拶していきなさいね。」
 クラスの連中驚くだろうな・・・・私は慣れているけど。
 こうして私は訳も分からず北海道へ向かった・・・・そこに何が待ち受けているのかも知らずに。

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2005.05.02

ぐんまフラワーパーク

5月1日、赤城方面へ日帰りで行ってきました。

ぐんまフラワーパーク行き先は
ぐんまフラワーパーク
赤城公園牧場クローネンベルグ
粕川温泉元気ランド
です。

続きを読む "ぐんまフラワーパーク"

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