« 私がご主人様!? No.01 | トップページ | 私がご主人様!? No.03 »

2005.05.17

私がご主人様!? No.02

 「寒い・・・・」
 駅に降り立った私が最初に呟いたセリフがこれだった。
 まあ1月の北海道では当たり前だったが。
 「そう言えば迎えが来てくれるんだっけ。」
 当地に着いたら迎えが来るからと父親が言っていたけど。
 「でも名前も教えてくれないんだから・・・・」
 この辺のアバウトさは私が幼い頃から変わらない、
 お陰で散々な目に会ってきた。
 「あの・・・祐希様。」
 過去の嫌な思い出を必死に打ち消そうとしている私に
 躊躇いがちな声が掛けられる。
 「あーごめん・・・何か・・・」
 振り向いた私は声を掛けてきた人物を見たとたん固まってしまった。
 見た目は私と変わらない年齢の少女みたいだったけど、
 問題はその服装だった。
 紺色のワンピースらしき服の上にフリルの付いた白のエプロン、
 極め付きは頭に載せられている髪留め。
 どこから見てもそれは・・・彼女はメイドだった。
 それはもう完璧な程に・・・・
 私は悪い冗談だと思いたかった。
 

|

« 私がご主人様!? No.01 | トップページ | 私がご主人様!? No.03 »

「SSコーナー」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34504/4171293

この記事へのトラックバック一覧です: 私がご主人様!? No.02:

« 私がご主人様!? No.01 | トップページ | 私がご主人様!? No.03 »