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2005.06.27

私がご主人様!? No.16

 トントン・・・
 扉が控えめに叩かれる。私がベットから起き上がろうとする前に声が掛けられる。
 「お休みのところ申し訳ありませんが、よろしいでしょうかご主人様?」
 「う、うん良いけど。」
 私は起き上がり扉の方を見る。開けて入ってきたのは麻耶さん、傍まで来ると一礼する。
 「お食事の準備が整いましたので、ご案内いたします。」
 にこやかに笑いながら私を見る麻耶さん、その顔を見ていると、
ふと先程の夢に出てきた年上の子を思い出した。
 ひどく似ている様な気がするのだ彼女に・・・だとするとあの夢は?
 「ご主人様どうかなされましたか?・・・もしかしてご気分がすぐれないのでしょうか?」
 心配そうな表情で私を見て言う麻耶さん、彼女からは相変わらず偽善じみたものが感じられない。
 つまり本気で心配しているみたいなのだ、雇われているからといってこれほど親身になれるものだろうか?
 「いえ何でもないから、ちょっとぼーとしてしまっただけ。」
 私は何とか繕うと笑って見せる。彼女はほっとしたみたいだけど、心配そうな表情は崩さなかった。
 「それならよろしいのですが、何かあればおしゃって下さいご主人様、直ぐに対応いたしますから。」

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