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2005.06.06

私がご主人様!? No.09

 「お座り下さいご主人様。」
 メイドの女性はそう言って私を座らせると、正面に立ち、改めて深々とお辞儀をしながら言う。
 「ようこそいらっしゃいました、私は当屋敷のメイド頭を勤めさせた頂く、佐藤麻耶と申します。」
 この人佐藤さんていうんだ、それにメイド頭って、いわばメイドさん達の責任者ってこと?
 「今日から誠心誠意ご主人様に尽くさせて頂きます。至らぬ所があればご遠慮なくお申し付け下さい。」
 ・・・何て答えればいいんだろう?こういう場合は。私は返す言葉が見つからない。
 「どうかなさいましたかご主人様?」
 「いえ、何でこうなっているのかなあ・・・と思って。」 
 「・・・お聞きになっていないのですか?」
 私の言葉に佐藤さんが首を捻って答える。
 「まったく・・・父も母もただこっちへ行けってだけ。」
 行った先で、メイド付きのお屋敷に連れて来られるとは思ってもいなかった。
 「そうですか・・・私達はご主人様が、今日こちらに来られるという事しか聞いていませんし。」
 どうやら彼女達も詳しい話は聞いていないらしい。まあ、家の両親ならありえる話だ。
 そんな時だった、部屋の扉が控えめに叩かれる音がした。
 佐藤さんは、「失礼します。」と言って、扉に向かう。
 「・・・今・・・電話・・・」
 「そう・・・様から・・・分かりました。ご苦労様。」
 扉を開けた佐藤さん達の会話が聞こえる。何だか電話があったみたいだけど・・・・

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